時々相談のお手紙をいただくこともあるのですが、産前・産後に実家に帰るかどうか迷っているという人も多いようです。
前の記事などで紹介した通り、里帰り出産をする人は半数以上。世の中の夫たちがなかなか育児に参加できない中、堂々と実家で家事や育児を親に頼れる里帰り出産は魅力的です。
出産後の体調や育児が不安なので誰かそばにいてほしいというのは自然な流れです。
ですが、それは世間一般の家庭でのこと。
私は実家に帰らず東京で出産しました。
里帰り出産するか?しないか?チェックポイントはココ。
出産で実家に帰るか迷っている皆さんの実家の状況はいかがでしょうか。
このような点をチェックしてみると良いと思います。
・里帰り先の病院を信頼できるか
・赤ちゃんの部屋が清潔で温度調節がきちんとできるか
・家事や育児を任せられる人が在宅しているか
・定期的に買い物してくれる人がいるか
・夜中に赤ちゃんが泣いても気兼ねせずにいられるか
・実家にいることで、むしろ仕事や苦労が増えるようなことがないか
…私の場合は、上記のチェックポイントがすべてNGでした。
妊娠中に切迫流産で入院したこともあり、出産に際していろいろ不安はありましたが、実家(ド田舎)にいるよりは、絶対東京のほうが安全。両親は仲が良くなく、実家では罵詈雑言が飛び交い、しょっちゅう子供に当たり散らされる状況。
いつキレるか分からないような人の機嫌をうかがってビクビクして暮らすよりは、手伝いの人手が足りなくても自分のペースで過ごせたほうがマシでした。
また、実家は相当な散らかりようで、新生児と一緒に過ごすには差し支える状況でした。
実家で十分くつろげそうな場合は、ぜひ実家を頼ると良いと思いますが、不安要素がある場合は、わざわざ実家に帰って心配ごとを増やすのは愚策です。親が毒だと分かっているなら帰らないほうがいいし、帰らないと逆ギレするような親は、きっと実家に帰っても事あるごとにキレるでしょう。
どうしても親が引き下がらないようであれば、1週間なり2週間なり、自分の家のほうに手伝いに来てもらうという方法もあります。
里帰り出産しなくてもなんとかなる。夫と洗濯機とネットスーパーの助けがあれば。
今の時代、里帰り出産で手伝ってほしいようなことは、ネットと家電が助けてくれます。ネットスーパーも充実しているし、たいていのものはAmazonでそろいます。
洗濯は、ドラム式洗濯機があれば乾燥までしてくれるし、毎日夫が定時で帰ってきてくれるなら、11時間ほど一人で場をつなげば、あとは夫と二人で頑張れます。
不安な産前産後の時期、もっとも重要なのは心の支えや安定。実家がその助けになるのであればよいことですが、そうでなくても、なんとかなります。
周りにいろいろ言われたとしても、自分が一番安心できる場所で出産・子育てを頑張りましょう。