認可保育園に子供を通わせている場合、勤務時間と通勤時間を事前に届け出て、時間通りに送り迎えすることを求められます。基本的に、無駄な寄り道は禁止です。
子育て中の友人からは、「夕食の買い物をしてから保育園に行ったら怒られた!」「駅から保育園に行く途中に家があるのに、家に荷物を置いてはいけないと言われた!パソコンを持って保育園に行きたくないのに…」といった話を聞いたりします。
どうも、そのあたりのルールの厳しさは、保育園の方針によるようです。
私の子供が通う保育園の場合、それほど細かな禁止事項はありません。
「お迎え前の買い物禁止!」のようなアナウンスは特にありませんでしたし、手ぶらでお迎えに来ている人もいます。明らかに買い物をたくさん抱えてカバンからスナック菓子やネギが出ているような状態だと園長先生に一言言われるようですが、「通勤や保育に関係ないものは安全上持ち込まないでください」というような言い方です。(確かに、アレルギーのあるうちの子がパンやお菓子をうっかり拾い食いしたら緊急事態です。ちなみに、個人のおもちゃも持ち込み禁止です)
あと、お迎え時間の厳しさには保育園の立地も影響していそうです。私の場合、駅から保育園まで距離があり、駐輪場の出口が行列していたり、徒歩や自転車のお母さんたちがお互い抜きつ抜かれつだったりして、どの人が駅前のスーパーに立ち寄っているのかは分かりません。大人の対応で、スーパーの袋を両手にぶら下げるよりはリュックに入れたりするなどしておけば、名指しでどうこう言われることはないと思います。
しかし、このあたりの運用ルールを、入園前にうかがい知ることは難しそうです。
傾向としては、ある程度大規模な保育園だと同時に10人以上の保護者がお迎えで園内にいたりするので、大人数の中で悪目立ちしない限り、いちいち個人を途中でつかまえて生活指導が入ることはあまりないのではないかと思います。
とはいえ、帰り支度をしているところに先生が通ると、何人も園児がいるのに、みんなに「〇〇ちゃん、さようなら!お母さん、おつかれさま!」と声をかけてくださって、有難い気持ちになります。たぶん、お母さんたちのカバンからちょっと魚のパックが見えたりしていても、見ないふりをしてくださっているのだと思います。
(このサイトは、個人の体験を基にしたフィクションです)