前の記事でも書きましたが、日中の保育園から私への連絡方法は、職場宛の電話です。用件は主に子供の体調不良などの際のお迎え要請で、いわゆる「お迎えコール」と呼ばれるものです。
私の職場の女性は旧姓で働いている人が多いのですが、誰かの苗字が誰かの旧姓とかぶっていたりして、けっこうややこしい事態となっています。
子供を保育園に預け始めた当初は、いつ保育園から電話があるかとビクビクしていましたが、何かあったときに確実に連絡をもらえることは、むしろ有難いことだと思っています。
保育園からの「お迎えコール」にまつわる話…
すぐに迎えに行けないときはどうすればいい?
すぐに仕事を終了してお迎えに行ければよいのですが、人によっては、道具の片づけをするだけで時間がかかります。私は、「今から帰る準備をします。目途が立ちましたら再度ご連絡します。」という回答をしています。
実際には、15分以内に会社を出るような感じです。
お迎えを断ったらどうなる?
おばあちゃんや親戚などが出動できる場合はよいですが、そのあてが無い人は、本人が行くしかありません。お迎え要請を断る選択肢はありません。
ですが、場合によっては、子育て中の退社時間についての記事でも書きましたが、どうしても電話の後すぐ動かなければならないというわけではなく、少し業務時間を調整して当日病院で受診してくださいという要請の場合もあります。私の場合、保育園からの電話が「食欲がなく給食を残しました」という用件だったことがあったのですが、熱がなくほかに症状もなかったので「(病院の受付時間内で)早めに迎えに行きます」ということになりました。
なので、電話があったらあわててお迎え!ではなく、まず状況を確認しましょう。
運悪く電話に出られなかったら…
仕事内容によっては、保育園から電話があっても電話に出られないような状況もあり得ます。
私は普通の事務職なので自分の机のそばの電話が鳴りますが、医療職、公安職、接客業、客先作業などの場合は、手元に自由に話せる電話がないと思われるので、可能なタイミングで誰かに伝言してもらうしかありません。
そのような場合は、正直に保育園に状況を伝えて連絡方法を相談しましょう。
もしくは、どうしてもの個人的な用件で職場から離れる時は、子供が保育園にいるので緊急連絡があるかもしれない旨を上司に伝えておくようにしましょう。
職場に居場所が伝わっていれば、「職場関連のお葬式に行きます」「歯が抜けて出血しているので歯医者に行きます」のような個別の案件は、いちいち保育園に伝えなくても大丈夫かと思います。
代理で保育園の送迎をしてくれるサービス
保育園などで会うお母さん・お父さんからは、「今日はおばあちゃん家でごはんなの」「毎朝7時にママが来て手伝ってくれているの」といったうらやましい話も聞きます。
実家を出て東京に来てから実家のことはしばらく意識しないですんだのですが、出産後は、周りで実家や両親の話題が増えます。フルタイムで働く人の場合、半数近くが日常的に実家もしくは義実家のサポートありの印象です。
しかし。頼る人がいない人も、与えられた条件のなかでなんとかやっていくしかありません。
私の場合、夫に頑張ってもらっているほか、いくつか育児サポートのサービスを利用しています。
地域のファミサポ
地域のファミリーサポート事業(ファミサポ)では、1時間800円くらい~と手頃な値段で家事や育児などに対応してくれます。ですが、地域住民の有償ボランティアのため、病児の対応や当日いきなりの利用申し込みはできない場合が多いです。
2週間程度日程に余裕をもって申し込んでから、単発でのお願いや、週1回など定期的に依頼するような流れになるようで、使い方としては、(体調が良い状態での)保育園や学童から自宅の送迎、習い事の付き添いなどが多いようです。
病児保育
病児保育は、市区町村などが運営する、病気(回復期)の子供のための施設です。基本的に保育園・小学校に通っている子供のための施設で、保育園の敷地内で、同じ団体が運営している場合もあります。1日単位で申し込みます。
前日か当日の受診が必要なので当日体調不良になっていきなりの利用は難しいと思われますが、保育園が「発熱の翌日は保育園を休んでください」という方針だったりする場合は、本人が元気でも行く場所がないので、預かってくれる場所は貴重です。
渋谷区・板橋区などでは代理での保育園へのお迎えにも対応しているようです。(リンクは渋谷区の例です)
病児保育は、申し込みが激戦なのと、はしかなどの予防接種が済んでいないと預かってもらえないので注意です。あと、利用登録は平日日中のみの場合が多いので、産休・育休中に申し込みをしておくとスムーズです。
ベビーシッターサービス(民間)
民間の病児保育などで、保育園へのお迎えに対応しているサービスもあります。利用料は1時間2000円~3000円などけっこうなお値段ですが、私は、子供がインフルエンザで1週間お休みになってしまったのを機会に、夫婦だけで対応できないときの保険として登録しました。
実際には自分や夫が仕事を休んで対応できる範囲の事態がほとんどなので、それほどシッターさんの登場機会はなさそうですが、「子供のことで職場に迷惑をかけない努力を最大限にしています」というアピールとしては効果があるような気がしています。