産休明け・育休明けの職場復帰の際には、勤務時間の調整を職場に申し出ることができます。いわゆる育児短時間勤務(時短勤務)です。2017年10月から育児・介護休業法が改正され、日本のすべての企業で時短勤務の制度を作ることが義務となっています。
時短勤務の使い方としては、始業・終業をそれぞれ1時間程度短縮して勤務する人が多いようですが、実際には通勤時間や保育園の保育時間、子供の体調などに合わせて調整することになりそうです。
自宅と職場が近かったり、定時に確実に帰れる人などは、初めからフルタイム復帰にする人もいるようです。
勤務時間は何時間がベスト?
私の場合、通勤時間は小一時間で職場は遠くありませんでしたが、産後3か月くらいと早めに職場復帰したこともあり、最初は5時間勤務(+休憩1時間)から仕事に復帰し、その後、少しずつ勤務時間を延ばしていきました。
仕事の観点からは…
仕事内容は営業部門のオフィスワークですが、5時間勤務では仕事量が限られてしまう感じでした。
職場のアルバイト(短時間パート)の人よりも先に帰っている状況で、保育園へのお迎えの兼ね合いで仕方ないといえば仕方ないのですが、もどかしい思いもありました。
例えば、夕方荷物を発送する業務があるのですが、肝心のその時間に不在で、他の人に対応してもらうしかないなど…
その後、勤務時間を6時間に延ばすと業務がスムーズに回るようになりました。(お昼休みを早めに切り上げれば、フルタイムとそう変わらない仕事時間が確保できるようなイメージです)
おばあちゃんや夫の機動力で状況が違う
困るのは、子供が体調不良だったりで早退しなければならない時です。保育園から呼び出されるほか、子育て中には、夕方早めに帰って通院しておきたいという日がけっこう出てきます。内科、耳鼻科、皮膚科、予防接種、検診…等々、冬場など多い時には、週に3回くらい通院していました。
こういった場合、夫やおばあちゃんなどのピンチヒッターがいるかいないかで状況が異なります。
実家の助けがあって繁忙期に残業できる人がいる一方、人員が手薄な環境にある人は、むしろマイナス部分(ピンチが起きた時にどうやったら仕事に穴を空けずに済むか)を考えるしかありません。
私の場合は実家も遠く、夫も勤務時間が自由にならず頼れる人がいなかったので、はじめから、急いで帰れば病院の受付終了時間までに受診できそうな時間を退社時間に設定しました。
子供にとっては、朝早くても夕方早めのお迎えが嬉しいかも
いっぽう、子供の立場に立ってみれば、保育園が楽しくて体調がよければ、保育時間が1、2時間延びたとしても、それほど負担は変わらない気がします。
ただ、お散歩、行事、食事など保育園生活のハイライトは、午前中~お昼に集まっているような気がします。
朝はお友達がどんどん増えてきて、すぐに外遊びの時間になるけれど、帰りはだんだん友達が帰宅していき、先生も当番やパートの先生に交代して寂しくなってしまう…ような。
夜遅くなってしまうよりは、朝の送りをパパにお願いして先に出勤し、早めのお迎えを目指すのも良いかもしれません。