二十代の頃、周りには不倫をしている友人が何人かいました。
既婚の男性上司と女性部下、のようなパターンが多かったように思います。
他人のプライベートをあれこれ言うつもりはないけれど、不倫はやはり不健全だと思います。
家庭環境がアレだった私の考えでは、お互いを一番大切だと思う人々の結びつきが家族であってほしい。うまくいかない夫婦関係を調整する努力や、調整不能だと認めてきちんと終了することを放棄しないでほしいと思います。
夫婦関係が破たんした状態で育つ子供は気の毒です。
浮気や不倫が絶対にバレない、と思っていても後で子供が知ったらトラウマです。
不倫している本人たちについていえば、不倫をダメだと言えない関係自体、なにかおかしいのだと思います。
「妻が離婚に応じないんだ…」なんていうのもよくある言い訳ですが、本当に離婚したいのであれば、弁護士に依頼した、離婚調停を申し立てたなどの形跡が一つくらいあるはずです。それがないのは、損得勘定の結果、二股の状態を選んでいるということです。
そして、十年以上経ってみて。
不倫していた友人たちはそれぞれ結婚し、結婚式に呼ばれた後、疎遠になりました。周りにバレて困ったことになっていた人もいたけれど、引っ越したり転職したりで、過去はリセットできているようです。
本人たちが幸せならそれでよいけれど、元・友人としては、自分と過ごした何年もの時間が丸ごと消したい過去になってしまうのは寂しいと思ったりもするのでした。