Q. 親から完全に縁を切る方法はありませんか

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A. まずは、自分の心の中で親(親への期待)を捨てる、つまり親から卒業することです。

底なし沼からの脱出法

結論から言うと、どんなに関わりたくない親でも、手続き上完全な他人になることはできません。
自分の戸籍(戸籍抄本:個人事項証明書)を取ってみればわかりますが、結婚しても、戸籍を分けても、親の名前はずっと記載されます。

また、戸籍には附票というものがあり、住民票の住所とひもづけられています。戸籍が取れれば、住所も分かるわけです。自分の親、子、祖父母…など、自分の直系の戸籍は取れるので、親が自分の戸籍を取れば自分の居場所を把握されてしまいます。明らかな犯罪などがあった際にはこの限りではないようですが、実際には、親の不法行為の証明は難しいケースがほとんどだと思います。

それを踏まえたうえで、一番安全に親との関わりを無くす方法は、静かに親から離れて自立することではないかと思います。わざわざ「あなたが毒なので今から離れます!」「もう連絡しません!」なんて言う必要もありません。心の中で親(親への期待)を捨てる、つまり親から卒業するのです。

親と距離をとりたい人は「進学します」「仕事が決まったから」「結婚するから」など、良いニュースを機会に、堂々と親から離れましょう。まともな親なら応援するしかない(と客観的に判断される)ようなチャンスを狙い、あとで後悔しないためにも、親への反発や当てつけではなく自分の意思で進路や結婚相手を選びましょう。

もちろん、悠長にそんなチャンスを待っていられない、直接身に危険がおよぶようなケースもあります。
小説・映画「愛を乞うひと」(Amazon)に出てくるような、家出して逃げるしかない状況もありえます。ですが、この話では主人公を守ってくれる職場があったからこそ毒親から逃げ切れたわけで、どこか次の居場所を作らなければ、なし崩し的に元の場所へ引き戻されてしまうわけです。

また、親と関わらないという意志がゆらぎそうなタイミングとしては、経済的な援助を求められるタイミングがあります。

手続き上、親が生活保護を受ける時には子供に連絡が来るし、親が借金をすれば、子供に肩代わりを求めてくるようなこともあるかもしれません。ただ、親が子供を育てる義務はあっても、子供から親への生活保持義務はありません。はっきりと「生活に余裕が無く疎遠なので援助できない」と自分の意思を示せば関わらないですみます。ですが、どうしたわけか毒親育ちの子供達はみずから望んで親と関わってしまい、関係を断ち切れないのです。

毒親から離れたいと思いながらも離れられない人の多くは、どこかに、親に愛されたい・親が何かしてくれるのではないかという期待を残してしまっているのではないでしょうか。まずはその幻を捨てられない自分を自覚することから始めましょう。

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