会話の録音や動画撮影が簡単にできる時代になりました。
スマホにアプリを入れるだけで、電話や会話を記録に残してくれます。
ボイスレコーダーの値段も安くなりました。
もう活躍することはありませんが、私はひととおりの機材をそろえています。
いざという時に頼りになるのは、客観的な記録です。
隠し撮りも証拠になる
個人対個人の民事裁判では、隠し撮りの映像なども十分証拠になります。
相手の許可がないと録音してはいけないとか裁判の証拠にならないというような話も聞きますが、そのあたりはあくまで国が個人を裁く刑事裁判での話です。
相手に疑いがないのに勝手にいろいろ撮影したり、他人の家にカメラを仕掛けたりするのは別の犯罪ですが、自分の権利を守るために服のポケットから録音するなどはOKだそうです。<参考:なごみ法律事務所さん(http://nagomilaw.com/column/388)>
いじめやDVの証拠集めなどでは、相手に聞いたところで「やっていない」と言われるのがオチでしょう。現実そのままを記録することこそが重要になりそうです。
でも、録音・録画は最終手段だな…
とはいえ、人間関係においては、録画や録音を持ち出した時点で二度と会わないレベルのサヨナラを覚悟する必要があります。
録音はあくまで、裁判や調停などで身の潔白を証明したり、最後のケリをつけたりするための手段であって、関係を改善することはないからです。職場のリストラ面談などでも同様です。
現実的には、極力、録音・録画が必要になるような状況に陥らないことが大切だと言えるでしょう。
言った、言わないのトラブルに巻き込まれないために
録音が必要になる状況とは、おもに、言った・言わないのトラブルです。
言ったものを言っていないと嘘をつかれたとしても、証人がいれば事足ります。場合によっては、「きっちりメモします」と口頭で伝えるだけで効果があります。
大切なのは、危ない相手と二人きりにならないこと
自分の身を守るうえで、機材をそろえるよりも一番効果があるのは、問題のある人間と二人きりにならないことです。
私の場合、実家や義親など、けっこうな割合で問題発言があるのですが、何が辛いって、問題行動や問題発言が無かったことにされることなのです。
もう、今さら謝ったり改善したり罰したりは期待していないから、言ってすぐに忘れて逆ギレするのだけは勘弁してほしい。
そういうわけで、「そうですか…●●とおっしゃるんですねえ」と、相手の言うことをオウム返しにして念押しするか、そもそも会話をLINEかメールで形に残すことにしています。
ついでにベビーモニター・ベビーセンサーの話
カメラが平和に活躍する場面として、赤ちゃんの様子を動画で撮影する「ベビーモニター」や、睡眠時の呼吸や体勢をチェックするベビーモニターというものも売っています。
ですが、個人的な感想では、画面に映すより直接赤ちゃんの様子を見に行ったほうが手っ取り早く、日本の狭い家ではあまり活躍することはなさそうです…