最近の産院では、バースプランといって、希望の出産スタイルを病院側に伝える機会があります。どのような出産をしたいかを用紙にまとめて助産師さんと相談することができます。
私の場合、35週くらいの診察の時に、助産師さんと面談する機会がありました。
バースプランの記入項目(例)
・誰に立ち会ってもらいたいか
・会陰切開したくない、麻酔を使ってほしい等
・風呂に入りたい(私が入院した病院の陣痛室エリアには浴槽がありました)
・出産のBGM、アロマなどムード的な希望
・カンガルーケア
・出産後すぐに母乳をあげたい
・心配なこと、伝えておきたいこと
等。
私の場合、カンガルーケアの希望は書きましたが、赤ちゃんの状態によっては、安全を犠牲にしてまでこだわりたいようなことはなかったので、安全優先での出産を第一希望にしました。
GBSが陽性だったのと、子宮筋腫があり、途中で炎症を起こして入院していたので、自然さやムードにこだわりたいというより、どうか安全に出産できますようにという思いのほうが強かったです。
麻酔科があって無痛分娩(和痛分娩)をやっている病院だったので、麻酔を使う希望は書いておきました。あと、夫の立ち合いは陣痛室までで、あとは出産後に分娩台に呼んでもらうことにしました。
助産師さんとの面談では、簡単に口頭で説明しただけで「ハーイ分かりました!」と早めに用紙をしまわれてしまい、バースプランの用紙はあまり登場しませんでした。
(出産までには受け入れ準備として読んでもらえていると思います。)
バースプランはあえなく中止…
ですが、私の場合、出産が難航してしまい、残念ながらバースプランは中止になってしまいました。
両腕には点滴、背中にはチューブが入っていて、先生がお腹に乗り、お腹(子宮内)にガーゼを詰められているという無残な姿でした。
赤ちゃんはちょっと離れた温かいベッド(インファントウォーマーというらしい)で身体計測などをしてもらっていて、写真は、助産師さんが夫の携帯を待合室から持ってきてくれて、撮影してくれました。
出産の当日中に、夫と赤ちゃんと3人で記念撮影もしてもらいましたが、私も夫も血の気が引いていて(赤ちゃんだけは元気)、人に見せられるようなものではありませんでした。
いわゆる自然な出産やよい出産とは遠かったのかもしれませんが、赤ちゃんはこの世に生まれてきてくれました。個人的には、自分の中でどうしたいかは、事前にまとめておくとあとで後悔しないと思いますが、出産の経過は人それぞれなので、それほど優劣をつけてこだわるところではない気もしています。