昔、否定的な気持ちになってあきらめてしまったけど、学校に通いたい。親のもとでは学べなかった、あの勉強をしたい。そんな思いはありませんか。
高校や大学の勉強も、専門知識も、字の書き方、お箸の持ち方、マナーなど日常生活のスキルも、学び始めるのは今からでも遅くありません。今日の自分は、明日より、10年後より若いのです。映画「プレシャス」でレイン先生が言っていた「何かあなたが得意なこと」を一つ、探しませんか。
私の場合、いったんは親の言うまま進学しましたが、大人になってから通信制の大学に入り直しました。クラスメートは、大検組の若者からなんと90歳超えの方までいました。教員免許も取れる学校だったので、三十路直前で教育実習にも行きました。その後、大学で学んだ仕事に就き、その結果彼には振られましたが生きる姿勢が変わりました。
通信制の学校
働きながら郵送やネットで勉強して、正規の学校卒業資格を取れるのが魅力。人生再スタートの後押しとなってくれそうです。
正直、通学の学校と比較すると軽くみられることはありますが、自分のペースで勉強しながら新卒カードを手にできることもあり、職歴にブランクがある人の社会復帰にもおすすめです。
一方、通信制の学校では、自主的な学習が基本で、毎日出席を取ってくれるわけではないので、入学しただけで安心してサボってしまう人もいるかもしれません。私も、入学当初幽霊学生になってしまいましたが、スクーリングで出会った友人や先生方のサポートで卒業できました。
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通信制大学
通信制の大学では、学士(四年制大学卒業)の資格がとれます。
私の通った学校では、同じ専門分野を志す仲間が全国から集まっていて、卒業してからずいぶん経った今でも、交流があります。クラスメイトの年齢や経歴もさまざまだったので、人間関係に若干不安がある人でもストレスが少ないのではないかと思います。
>働きながら大卒資格や教員免許を取得したいあなたにオススメの通信制大学!
通信制高校
通信制の高校は基本的に毎日の通学を必要としない学校で、仕事やアルバイトをしながら通えます。高卒認定試験(旧:大検)の合格を目的にした短期集中型のコースや、留学プログラムのある学校もあります。
すでに一生の仕事を見つけている人なら学歴はなくても差し支えありませんが、これから新しく人生をはじめたい人にとっては、高校で勉強することのどれかを専門分野に選んで極めていくわけですから、基礎的な勉強は、仕事との出会いのきっかけを得るうえでとても大切です。特に毒親育ちの人にとっては、国語をはじめ、どの教科も家で教えてもらえなかったことを補完するうえで必要です。
専門スクール・習い事
ふとしたきっかけで学び始めたことが、一生の仕事になるかもしれません。
ちなみに、今の世の中には親の世代には存在しなかったような仕事も多いですが、親の世代からの「わけのわからないことはするな!」という否定的なコメントはあまり気にしなくてよいのではないかと思います。